船江道饗社の青面金剛 伊勢市船江町

先日円座町の庚申さんについて書いたとき「道饗祭」のことに触れましたが
船江にも「道饗社」と書かれたお堂に祀られた庚申さんがおいでです

この辺りは車を停める場所に難儀するので
少し遠くに停めて 1キロばかり歩きましたが
昭和の面影が感じられて 気持ち良い街並みが続いています

中央に青面金剛さん その左右に二基の庚申碑が祀られています
左の庚申碑は美しい青石が使われていて 上部の月輪下に横二条の陰刻をほどこし
古い板碑の形式を残しています 寛永六己巳の紀年銘があります
伊勢市内(平成の合併前)には 寛永銘の更新碑の数が14基というので
この庚申碑も江戸初期の造立のピークに作られたものです
右の庚申碑には正保五戊子の紀年銘 こちらも結構古いですね

青面金剛さんには 元禄七甲戌の紀年銘があります
三面六臂 上部に瑞雲を伴った日月 左手に戟 剣 矢 右手に宝輪 人 弓
下部は見えませんが 邪鬼を踏んで 三猿がいるはずです

お堂の左手前に建てられた宝篋印塔の塔身を見ると 桃を持ったお猿の姿

ここにもお猿

ここにもお猿

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