松阪駅前のみろく院善福寺です 節分の星祭りが有名です
子供の頃は境内のすぐ隣が映画館でした
映画館の脇の小路を辿っていくと このお寺の境内に出られたような気がします
今ではずいぶんかわってしまって 映画館もなくなり
あんなに賑わっていた駅前通りも 人影がなくなってしまいました
境内の片隅に建つ庚申堂です
後ろの竹垣の向こうは八雲神社です
みろく院は八雲神社の別当寺でした その八雲神社は近代までは牛頭天王をお祀りする牛頭天王社でした もともとは わたしたち庶民の信仰の中で 神さんも仏さんも 垣根なくお祀りされていたわけですが 明治の神仏分離の大号令で 祭神の牛頭天王は須佐之男命に改まりました その際に廃寺に追い込まれたお寺も多いのですが お上が信仰に干渉するということは なんだか恐ろしいですねえ
庚申堂の中に青面金剛さんが立っていました 頭髪と衣が美しく彩色されています
一面六臂の青面金剛さんです
頭上に瑞雲のついた日月
右手には剣 三叉戟 箭
左手には人 宝輪 弓
額の三眼がよくわかります
逆立つ前頭に何かがくっついているように見えます
儀軌には 頭に髑髏を頂き とありますから
髑髏でしょうか
写真をよく見ていると この青面金剛さんの真後ろにも光背と基壇が見えていますね
青面金剛さんがもう一基置かれているのかもしれません
境内を少し奥に進と 水かけ不動さん
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