小野庚申堂の青面金剛  津市白山町川口

街道から外れて集落と集落とを結ぶ字道を進んでいくと  緩い登り坂を上がったところに立派な庚申堂がありました 昔はこのあたりが集落の外れだったかもしれません

三面六臂の青面金剛さんです 摩耗は進んでいますが なかなかデラックスな雰囲気があります
地蔵さんや阿弥陀さんと違って わりあい自由な発想で刻んだのでしょうか
わたしが石工だったとしても 三面六臂で造像するとおもいます 派手だもの
儀軌に適った一面四臂の造像が少ないのも 意外にそのへんの事情かもしれません

頭上に日月 右手には 上から箭 不明 索かな
左手には 宝輪? 弓 第3手はわかりません 人かな?
足元も見難いのですが 邪鬼が踏まれているのはわかります

お堂もたいへん立派で 大切にお祀りされていることがわかります
享保五庚子十月日 小野村中 の刻銘が確認されています

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