中町庚申堂の青面金剛 明和町斎宮

昨日の勝見庚申堂の前の道を西に500メートルほど歩いていくと
宅地の囲まれた中洲のような場所に 立派な鳥居のある庚申堂が建っていました
お堂の前では何故だか二宮尊徳さんも勉強中です
鳥居があるということは こちらも神式でお祀りされた庚申さんですね

失礼して格子戸を開けさせていただくと
中には自然石のたぶん庚申碑と並んで 青面金剛さんが立っています
あれまあ 昨日の勝見の庚申堂の青面金剛さんと瓜二つです

同じ工人が作ったものでしょうねえ
こちらの方が 少し小ぶりに見えます
そして問題の 消えた法輪の謎 ですが
やっぱり消えていますね うっすらと丸い形は残っています 消したのかな?
左手第三手の弓や 右手第二手の剣? を見ると 
ごく薄い肉彫なのか? それとも やっぱり消してあるのかな?
右手第三手もおかしいと言えばおかしいかな 何か持っていたのかな?

もう一箇所気になったところが 勝見の青面金剛もそうなのですが 頭上の日月を見ると
普通は右側が日輪ですが 瑞雲だけがたなびいていて日輪はありません
ひょっとすると左手で宝輪を持つようにして日輪を捧げ持っているってことはあるかなあ
左側は雲に隠れた満月ですよね 本当は左側には三日月が描かれることになっていますが
まさかこちらが日輪ってこともないでしょ?
実際には日月の左右はあまり頓着されてはいないのですが
よくわかりません わからないことだらけや

的外れな想像を膨らませながら 庚申さんをめぐる冒険は続きます

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