香良洲道は伊勢街道から分岐して香良洲まで延びている道です 北からは垂水の日産自動車の裏あたりで伊勢街道を離れて南下していきます 途中なくなっている箇所も多いのですが 相川を下相川橋のあたりで渡って 天神川沿いにさらに南下したあと 現在の国道23号線のあたりを進んで県道香良洲線と合流 そこからは県道津三雲線に沿って雲出本郷町を抜けて香良洲橋で雲出川を渡ると香良洲です
雲出本郷町のいぼ地蔵さんと並んで立つ庚申さんです
明治末の地図を見るとよくわかるのですが 月見川に流れ込む小川が集落の外縁をつくっていて
街道が小川を渡る地点に建っているこのお堂は ちょうど本郷の集落の北の境界にあたる場所です
塞の神として在所の境界を守っている庚申さんのようです
やや深い半肉彫の三面六臂の青面金剛さんです
顔は傷つけられているようにも見えます
他の部位は美しくしっかり残っているのに 少し不自然に感じます
瑞雲がたなびく日月
右手に剣 戟 箭
左手に人 法輪 弓
足元に鬼と 右端にお猿が一匹見えます
青面金剛の左手に二基の地蔵さんが並んでいます
いぼとり地蔵さんと呼ばれています
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