大村川の北側の緩い丘陵地が岡の在所です
丘陵南側の麓を旧初瀬街道が通っています
岡の薬師堂はすでに無住寺になっているようで
境内には本堂と隣接して岡の集落センターが建てられています
境内の隅に祠や石仏が集積されています
その中に二基の青面金剛が立っていました
こちらの大きな青面金剛は 一面六臂
白山では一面六臂の比率が他所より高そうですね
頭上に日月
右手には?と 戟と 多分箭でしょうか
左手には人 法輪 弓
享保十四年己酉天 若右衛門 善兵衛
十二月廿日 利兵衛 藤兵衛
の銘文があるそうですが
※「はくさんの石像物 大三地区編」 津市教育委員会
肉眼ではわかりませんでした
左側の小ぶりな青面金剛は三面六臂
頭上に日月
右手に人 法輪 棒?
鬼が踏まれていて 足元左右にお猿と その左下に一鶏でしょうか
こちらの青面金剛は無銘です
左隅の杉の木の根元には 六地蔵さんと その中央に地蔵さん
光背の右側に
正徳四甲午天
四月八日
と刻まれているのが読めます
地蔵さんの右側の六字名号碑には
肉眼では読めませんでしたが
南無阿弥陀仏の名号の左右に
元禄八乙亥天
十一月八日
とあるそうです ※「はくさんの石像物 大三地区編」 津市教育委員会
享保銘の青面金剛の右側の祠
よくはわかりませんが
十六弁菊花紋と五三桐紋が飾られています
単独の神さんではなく 社紋として刻まれたものとおもいます
寺内社があったのでしょうね
六地蔵さんの左の大日碑
牛や家畜を守ってくれる神さんです
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