薬師寺の青面金剛 松阪市嬉野一志町

平成の合併とともに一志郡は消滅してしまいました その昔は 北は旧久居市のほぼ全域と旧津市南部から 南は旧松阪市のほぼ全域までを含む 広大な範囲を含んでいましたが 一志郡が無くなってしまった今 「一志町」と言うと 津市一志町を思い浮かべる人が多いとおもいます 実は今日訪ねた嬉野一志町が古事記にある壱師の君の本拠地と考えられていて 特徴的な前方後方墳や そこからの出土品などが豊富な地域です
ここ薬師寺も白鵬期に建てられた東福寺廃寺の跡地に建てられたお寺で 平安期の薬師如来や 東福寺由来の狛犬などが残されています

境内のコンクリートの基壇に並べられた西国三十三観音 近年まで堂内にあったようで 痛みも少なく美しく残されています
数えてみると三十四基あって一基多いのですが 最後列右端だけは地蔵さんが並んでいます

境内の一番奥に 稲荷社の祠と 唐破風屋根の付いた庚申祠がありました

三面六臂の青面金剛です
頭上に日月を配して
右手に剣 三叉戟 箭
左手に人 法輪 弓
二鶏と三猿を従えて 足元に鬼を踏みしめています

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