西方寺南の辻の青面金剛 松阪市嬉野島田町

磨崖に刻まれた庚申さんは たぶん初めてです
磨崖とは言え この場所に意味があって 他所から運んできたものでしょうけど

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集落のほぼ中央に 5本の道が集まってきています
西から入ってきている道は たぶん県道530号の旧道で 一志波瀬から井関へ抜けています
東から入ってきている道は 南北に走る久居街道と接続しています
庚申さんのすぐ前を南に下っている道は 用水に沿って引かれている小道です
疫病の侵入などから在所を守るには 理想的な場所に思えます

珍しい一面六臂の青面金剛ですね
持物は右手に剣 三叉戟 箭
左手に人 法輪 弓
二匹の鬼に片足ずつ載せていますね
他に日月や三猿は見えません

村外への玄関口のメインストリートです
立派な常夜燈が二基並べられています 右側の常夜灯には『太一』の文字が刻まれています
阿保越えの参宮客が歩いたのでしょうね

道に沿って細い用水があります
白山でも水の流れを見張っている庚申さんをよく見かけました
ここもそうかもしれません

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