右手の車窓に見えていた中村川が左手になり いつの間にかまた右手になり
川筋に沿って細く長く集落は続いています
森本の在所に入ってすぐ 在所の北の端に田仲寺はあります
民家と見まちがうようなお寺の本堂です
境内の敷地を仕切って 石を低く積んだ中に
庚申さんの祠がありました
三面六臂の青面金剛です
頭上に日月
右手に剣 戟 箭
左手に法輪 弓 そして人を持たずに索を持っているように見えます
足元に鬼を踏みしめて その周囲に三猿がいます
砂岩製の祠の左側面には
『極月十七日』
反対側の右側面には
『享保二年』
の銘文があります
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