
慈眼寺の本堂の裏山には 西国三十三箇所巡拝塔の祠が並んでいるのが見えます
慈眼寺は真宗高田派のお寺なので 西国三十三箇所を巡拝する祠は お寺とは全く別に建てられたものかもしれません
現在滝之川廃寺と呼ばれる真言宗の大寺が室町中期頃まで この辺りにあったということですが 戦乱を避けて永禄年間に飯高郡平尾へ移り さらに天正年間に飯高郡愛宕に移ったのが 現在の松阪市愛宕町の「愛宕さん」竜泉寺です

境内には僧墓など 古い墓石が残っていますが 庚申さんの姿は見つかりません
真宗のお寺は専修念仏ですから 雑修を嫌って あまり石仏とか置きません
諦めて参道を戻りはじめたとき 見つけました

祠の入り口が立木に覆われていて 気がつきませんでした
三面六臂の青面金剛です
頭上に日月
右手に三叉戟 箭 真手はわかりません
左手に人 法輪 弓
足元には鬼を踏んでいて その左右に二鶏と三猿が見えます


隠れてますね
見つけてよかった
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