須賀の青面金剛 松阪市嬉野須賀町

「すか」と読みます 「横須賀」とかもそうですが「須賀」という地名にはよくでくわします 砂が堆積した土地「州 す」に 場所を意味する「処 か」をくっつけた地名なので もとは「州処」です 嬉野須賀町も 中村川と三渡川に挟まれた広大な沖積地にありますから「州処」なのだろうとおもいますが お隣の嬉野須賀領町は 権現前町の「須賀神社」の神領地であることから「すかりょう」と呼ばれていますから ここ須賀町も 須賀神社に由来する面もあるかとおもいます

道端にあるコンクリート造りの立派なお堂です 祠と呼ぶには大きいですよね
古い地図で確認すると 在所の南側の境界にあたる場所です

一面六臂の青面金剛 細部までよく残っています
右手に剣 三叉戟 箭
左手に人 法輪 弓
しかし その第三手の下にも腕があるようにも見えますね 

弓を持った左手第三手の下です 
反対側右手第三手の下には 主手に掛けられた条帛のような布が翻っています
左手第三手の下にも腕のようなものが伸びていて 目をふさいだお猿の頭に触れています
やはり条帛とか天衣のようなものでしょうか

光背の下部に三猿と二鶏 
鬼が踏まれています
子供のような愛らしいお顔ですが 怖い神さんなんでしょうね

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